◆便秘に悩む現代人
慢性便秘に悩まされている人は、男性に比べると女性の方が圧倒的に多く、日本人女性の2人に1人は便秘といわれています。食べ物は約半日から24時間以内に排泄されるのが理想的で、これがうまくできていない人が意外に多いようです。
ちなみに、「便秘」とは、医学上では3日以上でない場合のことと言われていますが、4〜5日に1回という人や、それよりもっとヘビー級という人が、10代後半でなんと6割強に達し、30代でも多いそうです。
◆便秘を軽く考えるのは禁物
慢性的な便秘は、「腹痛」「おなかが張る」「ガスばかり出る」など、腹部が苦しくて気分がふさぎます。そればかりでなく、「頭痛」「肩こり」「腰痛」「肌荒れ」「にきび・吹き出物」「肥満」「口臭」といった不快な症状の要因にもなります。さらに恐ろしいのは、長年の便秘によって生じる毒素や活性酸素が「生活習慣病」や「がん」をひきおこす原因になるとも考えられていることです。
男女問わず5人に1人は便秘だといわれ、また大腸検査をすると中高年者の5人に1人の割合でポリープがあることがわかっています。便秘の悩みを抱える人は、若い人でも大腸ポリープやがんがある可能性を疑ってみる必要があります。こうした、本来ならば必要のない嫌な思いをするのを防ぐためにも、便秘を軽く考えるのは禁物です。
◆便秘=真夏の生ゴミ置き場、劣悪な状態
便秘が怖い理由はまだあります。口から入った食べ物は、栄養分を消化吸収したあと、体の中でいわば生ゴミともいうべきものになります。この生ゴミを体の外に捨てず腸内に長く溜めておくとどうなるでしょう?有機体が死に、解体へと至る過程の常として悪臭が発生し、腐敗と発酵が始まります。36.5℃の体温によって生ゴミは腐っていき、このときに出る腐臭が体にとって有害となります。
◆便秘とは
便秘とは、つまりガス、毒素を腸内に蓄積すること。これが全身に及んでさまざまな健康状態にリンクされてしまうのが便秘のもっとも怖い面。慢性的にどこかが痛くなったり疲労しやすかったり、皮膚のトラブル、喘息、情緒的な苦痛、さらには大腸のポリープなど、より多くの明白な障害となって表面化しているかもしれません。
◆慢性的な便秘薬の使用、漢方薬やハーブも毒となる
何日も排泄がないのが当たり前になっていれば、安易に便秘薬や漢方処方のお茶に頼る方も多いと思いますが、これらも腸の負担を増やしているだけということを皆さんはご存知ですか?便秘薬の種類は数多くありますが、そのほとんどは、腸の動きを異常に刺激し、痙攣を起こさせることが目的のもの。薬物で腸内を刺激し、ぜん動運動を不自然におこさせるわけです。こうした腸いじめの処置が良いはずがありません。腸にとってこれらは毒物と感じられるため、早く吐き出したがって身をくねらせているのです。
「私は漢方薬を使っているから安心」と思っている方もご用心。漢方薬を長期的に常用している人には、強い痙攣や収縮が起こることが多くあります。このため便秘だけでなく、下痢と便秘を繰り返したりします。漢方薬の中にはアントラシンという化学物質が含まれているので、腸の粘膜に沈着して、粘膜がだんだん黒ずんでいきます。黒くなるまで色素が沈着すると腸細胞に悪い影響を与え、ポリープやがんなどができやすい状態となるのです。漢方薬といっても薬であることに間違いなく、副作用もあることは念頭においておくべき。そのため長期間の常用は避けた方が無難というのがここの答えです。
「ハーブなら安心では?」これも長く服用するとNGです。アロエやセンナ、ハーブ類などの下剤効果のある薬草も、それ自体に害はなくても、長期間、毎日のようにとり続けると腸粘膜が黒くなり、ポリープやがんができやすくなるメラノーシスを引き起こします。センナ葉やアロエなど自然素材の便秘薬や薬草はアントラシンを含んでいるため、これらを2〜3ヶ月以上続けて使用していると、腸粘膜に色素が沈着してくるうえ、効果が薄れてくるため、効き目を保つには薬の量を増やさなければならなくなるといった悪循環を起こします。
市販の便秘薬を長期間常用すると体に悪影響をもたらします。特に慢性的に使用すると肝臓の働きに障害を起こす心配があります。毒物を解毒する大切な肝機能が弱ってしまうのは、便秘に悩む人にとっていかがなものでしょうか?
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